プログラミングを独学する人におすすめの入門書「おうちで学べるプログラミングのきほん」

おうちで学べるプログラミングのきほん

私は、プログラマーになろうと、40代からプログラミングの勉強を始めた男だ。

いざ勉強を開始したのだが、なにしろまったくの初心者。

もちろん、PCはワードやエクセルといったアプリケーションは使うものの、マクロさえ組んだこともない人間だ。

こうなると、どこか学校に行って手取り足取り教えてもらったほうがいいかとも思ったのだが、資料を取り寄せると結構な金額となっている。

とりあえず独学でいけるところまで行き、どうしてもわからない。

ギブアップとなったら、あきらめて学校に行こうと考えた。

しかし、何しろプログラミングんお予備知識がないので、基本の基本から勉強しようと考えて、書店で見つけたのが、この「おうちで学べるプログラミングのきほん」だった。

そもそもプログラムとは。から始まり、インターネットの仕組み、PCのハードウェア(CPUやハードディスク、メモリ)とプログラムとの関係、オペレーティングシステムの機能、そしてJava ScriptとC言語を例にしたプログラミングの解説。。といった内容になっている。

目次

1 プログラミングの世界をのぞいてみよう―世の中にあふれるプログラム
2 コンピュータの仕組みと役割を理解しよう―プログラムが動く器
3 OSの仕組みと役割を理解しよう―プログラムを監督するプログラム
4 プログラミング言語の基礎知識―プログラミング言語の基本と分類
5 プログラミング言語を学ぼう1―JavaScript編
6 プログラミング言語を学ぼう2―C言語編
7 オブジェクトって何だろう―オブジェクト指向モデリング入門
Appendix 代表的なプログラミング言語とその特徴―補講

まったくの初心者でも、わかりやすいように、例えがうまく、また図解も豊富で、非常に理解しやすかった。

ビットとバイトや、PCのスペック、インターネットの仕組みなど、わかっていたようで、よくわかっていなかったことがはっきりとした。

この「おうちで学べるプログラミングのきほん」を読んだ後、プログラミング言語のHTMLやCSS、そしてJavaScriptの入門書を読み、それからまたこの本に戻ったのだが、プログラミング言語を学ぶ前の土台として知っておかなくてはならない知識を網羅していると思った。

例えば

HTMLやCSS、JavaScriptは、WEBブラウザで機能する言語だが、PHPはWEBサーバー上機能する言語である。

とプログラミング言語の解説書には、説明もなくしれっと書いてあったりするのだが、そもそもWEBブラウザ、WEBサーバーの違いを理解しているだろうか。私はこの本を読むまで理解しているとはいいがたかった。

プログラミング言語の入門書はできるだけわかりやすく、子供でもわかるようにかんで含めるように書いているのだろうが、それでも、説明が端折られているところはある。

書いている人からすれば「こんなの常識。知っていて当然」という前提で書いているのかもしれないが、そうではないのが入門者というものである。

この本は、プログラマーや、ITの世界で生きている人の「常識」、言ってみれば1+1=2である。くらいのことを説明してくれているのだろう。

おうちで学べるプログラミングのきほん」をおすすめする人

私のような、プログラミングをこれから学びたいという人はもちろん、ITに少しでも携わる人は常識として、この本に書かれていることくらいは知っておく必要はあるのだと思う。

例えば、直接プログラミングをするような人ではなくても、IT業界の営業担当者、社内でSEや情報システム部門の人とよく話すような担当者、

また管理職は、ITとはまったく関係ない部署であっても、ビジネス上の一般常識として知っておかなければならないようなことが書かれているので目を通しておくべきだろう。ITとかかわりのないビジネスなど今はほとんどないはずだからだ。

この本の残念だった点

説明はかなりわかりやすかったが、実際にプログラム言語を説明する例としてJavaScriptの実例をあげていたが、実例プログラム中のHTMLの説明なく、JavaScriptを説明しても、まったくHTMLを知らない人はわからないと感じる人は多いと思う。

JavaScriptはプログラム言語の中でもっとも簡単なもののひとつということから、JavaScriptを例として取り上げたのだろうが。。

もうひとつ、どの順でプログラミング言語を勉強すべきか。という道筋について触れてほしかった。

目的によって学ぶべきプログラミング言語や取得する順番が違うという事情があるのだろうが、例えば、WEBプログラマーなら、HTML、CSS、JavaScript、それからPHPやPythonといった、WEBサーバー上のプログラミング言語を学びましょう。のような目的別のプログラミング言語取得プラン。みたいなものがあるとわかりやすかったと思う。

私についていえば、WEB系のプログラミング言語を学ぶつもりだったのだが、HTMLやCSSをすっとばして、いきなりPHPを勉強しようとしていた。(参考書まで買ってしまった。)

しかし、これは九九もできないのに、因数分解をやろうとしているようなもので、段階を踏んでいるものとは言えず、消化不良となり挫折していただろう。

以上のような不満点はあるとはいえ、ページ数は全体で300ページ程度でその気になれば1日か2日でさっと読めるし、気になったトピックだけさっと読んでしまうという読み方もできる。

少なくとも、パソコンやインターネットについて、これくらいは知っておくべきだろうという一般常識がわかりやすく説明されているので、この分野はどうも苦手だという方への一般教養の本としてもおすすめだ。

おうちで学べるプログラミングのきほん

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