無職中年がアジアで就職活動する前に知っておくべきこと①現地採用で働くとはどういうことか

この記事は20代から30代半ばくらいまでの方は対象にしていません。参考にはなるかもしれませんが。

採用難で引く手あまたの現在、若い方はアジアで待遇の悪い現地採用の仕事をわざわざ探さなくても日本でもいくらでも仕事はあるでしょう。

もっとも、今後、少子高齢化で確実に国内市場が小さくなる日本ではなく、成長著しいアジアで働くという選択は必ずしも悪くはないと思います。

わざわざ給料が安くなる現地採用で働かなくても、海外展開が活発な企業に転職すれば、いずれ海外に駐在として赴任することができるでしょう。

日本から派遣される駐在員と現地採用では待遇や身分は天と地の差です。

現地採用のメリットはその国が気に入ればずっといられるというだけですから。

それでも、駐在でいってそれから転身するというのは簡単です。

さて、この記事は私のような、就職氷河期で職に恵まれず、不幸なキャリアで見るべき経歴がない人、中高年向けです。

駐在は難しくても、現地採用でアジアで働き、人生変えたい。という人を念頭に書いています。

人材紹介会社はあなたの味方ではなく、企業の味方

人材紹介会社はもちろん企業を紹介してくれたり、いろいろと情報を提供してくれるありがたい存在です。

しかし、基本的には彼らのビジネスモデルは紹介した企業から手数料を受け取るというビジネスです。

企業が彼らの顧客であり、どうしても企業よりのスタンスということになります。

採用された企業に不満があっても彼らは聞いてくれないと思ったほうがいいでしょう。

しかし、最初に現地で知り合うのは彼らという方も多いでしょう。

いろいろトラブルも経験しているはずですから、できれば担当者とは良好な関係をつくっておきたいところです。

そして、複数の人材紹介会社を使うことも重要です。ひょっとしたら第三者的な立場でいい情報をくれるかもしれません。

現地採用で働くとはどういうことか。ということを認識しておく

企業が現地採用者に期待すること。それは低賃金で現地で働く日本人を雇いたい。ということに他なりません。

一定数の日本人は必要でも本社から駐在員を派遣していては手当やらなんやらで余分なコストがかかる。

それを現地採用の日本人で安く賄いたいというのが本音です。

特殊な技能があれば別ですが、そうでなければ、あまり重要な仕事をすることは期待されていないでしょう。

そして、給料が上がることもあまり期待できません。もともと、安く日本人を雇いたいというニーズでしかないのですから。

すなわち、キャリアアップの機会が少なく、次の転職も難しいということになります。

さらに、ベトナムに進出してくるのは大企業もありますが、中小企業がほとんどです。

進出コストや人件費が安いのでそれを期待してくるのですから規模の小さい、体力のないところでも進出できるのです。

小さな企業ですと管理職もそれなりの能力の人です。

つまり、大企業の人に比べて大して優秀ではなく、育成能力や管理能力もあまり期待できませんし、そもそも現地採用者にそういうこともする必要がないとも考えているでしょう。

単なるコストなのですから。

また、企業は労働者保護という観点でいえば日本の労働法規に従わなくてよく、従うのはその国の労働法規です。(ちなみにベトナムは比較的労働者保護規制が強いです。社会主義国だからでしょうか。)

日本ならブラックなりパワハラということがあれば、今はすぐに労基署にいくとか、組合に行くとか、弁護士に相談して訴えるいう手段もありますが、そういうことが難しいのです。

入ってしまった企業がブラック、あるいは上司がパワハラ体質な人なら、嫌なら逃げるしかありません。

私が勤めた企業は、幸い、ブラックということもなく、残業も特にありませんでしたが(だからこそ撤退ということになってしまったのかもしれませんが)、ブラック企業みたいな会社がまったくないわけではないそうですので、そのあたりは面接で想像するしかありません。

健康保険なども現地スタッフと同様の制度が適用されるでしょう。

もちろん、年金や退職金など出るところはほとんどないでしょう。

ベトナムで働いていた私についていえば、会社が加入してくれる健康保険はベトナム人スタッフと同じものでした。

つまり、その保険はベトナム人医院では使えますが、日本語や英語の通じる外資系医院では使えず、別途、なんらかの手段を講じることになります。

本社から派遣される駐在員なら、会社負担で保険加入されているでしょうが、現地採用はそういうことがありません。

私の場合は、ベトナムの民間保険会社の健康保険に別途加入していました。やはり、交通事故が怖かったからです。

年間で300ドル程度なので安いのですが、入院時のみ保険金がでるタイプでした。もちろん、入院しなくても保険金がでるタイプもあります。

東南アジアは一般的に物価は安いですが、例外は医療費です。

言葉の通じる日本人医師や欧米人医師のいる病院は非常に高いです。

交通事故にあったら目も当てられないのです。

このシリーズ、次に続きます。
無職中年がアジアで転職する前に知っておきたいこと②面接でチェックしたいこと

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